ビジョンサロン学習会 「視力より大事な『屈折度数』を学びましょう!!」

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「視力より大事な『屈折度数』を学びましょう!!」

2018年3月30日(土)実施

 

 

今回のテーマについて

日本のメガネ人口は約7500万人いる現在で、視力低下に悩まれている方が大勢います。

しかし、個々によって生活習慣が違うように目の症状も違います。

そこで、自分の近視や遠視がどの程度なのか、乱視の見え方を具体的に理解できるように、ご自身の屈折度数※を確認しながら行いました。

※屈折度数・・・近視、遠視、乱視などの進行度を数値化した物

 

 

 

今回のお役立ち情報

「視力が悪い」だけだと安易に考えている方は要注意!!

視力インストラクターとして、1.000人以上の目の相談や指導してきた岩本優によれば、ビジョンサロンに来所される多くは、「視力」しか自分の目の状態を理解していないと言います。
医師やメガネ店は、視力では全てを判断しません。
基準は、「屈折度数」からメガネや目の健康状態を推察しています。
単純に視力が0.1以下でも近視の進行は止まっていません。
矯正する度数も年々強くなり、目の健康寿命を確実に縮めています。

 

視力が同じでも、近視、遠視、乱視、によって見え方は違う!!

-3D位の屈折度数になると既に「ハッキリ」とは0.1見えない状態になります。
お子様に聞くと「見えている」と言うと思いますが、見てすぐに答えられるのが視力です。
時間や目を凝らして見る視力は、見ようとした時に行う仕草なので、普段はあまり見えていない可能性があります。
-6D位になると視力の最低基準の0.01以下になります。
しかし、近視はさらに進行しても視力は0.01以下です。
近視や遠視が強度になるにつれて、目の健康は徐々に悪化し眼病のリスクが高くなります。
また、目の体力も低下してくるので長時間の作業や行動に対しても疲れやすく、集中力も低下しやすくなります。

 

屈折度数表

視力 D(ディオプター) 症状
1.5 ~ 0.5 0D ~ -1D以下 仮性近視
0.5 ~ 0.1 -1D ~ -3D以下 軽度近視
0.1 ~ 0.01 -3D ~ -6D以下 中等度近視
0.01以下 -6D ~ -10D以下 強度近視
0.01以下 -10D ~ -15D以下 最強度近視
0.01以下 -15D以上 極度近視

※ 遠視・・・近視と同じ名称がつきます。軽度遠視、中等度遠視等

※ 屈折度数=視力ではありませんが、強度になることで目の健康が著しく低下します。

※ 強度の近視は、眼病のリスクだけでなく、矯正する度数を増やしても視力が出にくくなる可能性もあります。

 

屈折度数の確認方法

医師やメガネ店でも自分から確認しないと、伝えてくれないと思います。
近年メガネもコンタクトも自分で購入できますが矯正度数=自分の度数ではないです。
しっかりと定期的に目の検診やコンタクトなどを作成する際には、自分の屈折度数を確認して比較できるように記録する事をお勧めします。
屈折度数の動きの変化によって、どちらの目に負担をかけているのか、本当に目が悪くなってしまったのか、それと疲れているだけなのかを確認するだけでも不安の解消になります。

 

レーシックやオルソケラトロジーを検討又はされた方

目の手術は、回復や改善ではなく応急処置です。
表面に近い角膜や人工レンズを入れても目の動きや使い方が治ったわけではありません。
術後は、屈折度数の数値も改善しているので治った=健康になったと勘違いしますが、網膜の厚さや血管の量などは何も変わっていません。
逆に見えることでさらに目の負担強くなり、普段の生活習慣も変わらずに視力が落ちてしまった場合には、元の近視以上に悪化しています。
年に一回でも必ず眼底検査をして、目をしっかりと労わりましょう。


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